本文へスキップ

かぎ針編みで花を編むには?輪の作り目から2段で作る花のモチーフ

かぎ針編みで花を編むには?輪の作り目から2段で作る花のモチーフ

SNSや本で見かけた花のモチーフを編んでみたくても、何目で始め、どこに花びらを編めばよいのか迷いますよね。

本記事では、輪の作り目から細編みと長編みの2段で編む、5枚の花びらの花の作り方を4つの工程にまとめました。

くさり編み・細編み・長編みと輪の作り目を一度編んだ経験があれば、最後まで進められる手順です。

花のモチーフは、何枚かを組み合わせてつなげば、大きな作品にもできます。

読み終えるころには、花びらの数をそろえて花を1つ編み上げられるようになりますよ。

かぎ針編みの花を編む前の3つの準備

かぎ針編みの花を編む前の3つの準備

花を編もうと思い立っても、どんな糸と道具を用意して、手順のどの言葉を知っておけばよいかで迷う人は少なくありません。

毛糸と道具をそろえ、手順で使う言葉の意味も確かめておきましょう。

準備することは、以下の3つです。

  • 毛糸は並太の明るい色で編み目を追いやすくする
  • かぎ針ととじ針とステッチマーカーをそろえる
  • 花の手順に出てくる編み目と言葉を確かめる

3つの準備を済ませておけば、工程の途中で手を止めずに、花を最後まで編み上げられます。

1つずつ見ていきましょう。

準備1.毛糸は並太の明るい色で編み目を追いやすくする

当店では、編み目を追いやすい、ループのない並太のストレートヤーンのうち明るい色の糸を、花の毛糸としておすすめしています。

ストレートヤーンとは、どこを取っても太さとよりのかけ方が変わらない、飾りのない糸のことです。

黒や紺のような濃い色は、仕上がりが見栄えよくなる反面、編み目を見分けにくくなります。

明るい色や薄い色は編み目がよく見えるので、工程3で花びらの目を数えるときにも追いやすい色です。

中心と花びらを別の色にしたいときは、中心用と花びら用に2色を用意しておきましょう。

準備2.かぎ針ととじ針とステッチマーカーをそろえる

用意する道具は4つで、かぎ針・とじ針・はさみ・ステッチマーカーです。

  • かぎ針:くさり編み・細編み・長編みを編む
  • とじ針:糸始末で、糸端を花の裏の目にくぐらせる
  • はさみ:糸を切る
  • ステッチマーカー:目印をつけたい目にかけて使う

かぎ針は、毛糸のラベルに書いてある号数を目安にして選んでみてください。

号数は糸ごとに違うので、手元の糸のラベルで確かめるのが確実です。

準備3.花の手順に出てくる編み目と言葉を確かめる

4つの工程に出てくる編み目と言葉を、先に表にまとめました。

言葉 意味
輪の作り目 指に巻いた糸の輪に1段めを編み入れ、花の真ん中から編み進める作り目。糸端を引き中心の輪を締める
くさり編み 基本となる編み方で、本記事では立ち上がりに使う
立ち上がり 各段の編み始めに編む、くさり編みの目
細編み 背の低い基本の編み目
長編み 細編みより背の高い編み目
引き抜き編み 段の最後で、最初の目とつなぐときに使う編み目
段を閉じる 段の最後に引き抜き編みで最初の目とつなぎ、1段を輪にすること
編み入れる 前の段の1目や作り目の輪に、編み目をいくつも編むこと
花びら 同じ目に編み入れた長編みのまとまり。花びらどうしのあいだの細編みが、花びらの境目になる
糸始末 編み終わりなどに残る糸端を、とじ針で編み地の裏へくぐらせる処理

輪の作り目には、「わの作り目」という書き方もあります。

目数を数えるときのきまりは、次の2つです。

細編みの段の立ち上がりのくさりは、目の数に入れません。

段を閉じるのに編んだ引き抜き編みも、目数から外して数えます。

編み始める前に確かめる花のモチーフの目数と大きさ

編み始める前に確かめる花のモチーフの目数と大きさ

手順に並ぶ目数を見て、なぜその数で始めるのか、編み上がりがどのくらいの大きさになるのかが気になる人もいますよね。

本記事の花の目数は花びらのつくりで決まり、大きさはかぎ針の太さで変えられます。

確かめておくことは、以下の2つです。

  • 1段めが10目なのは花びら1枚に2目ずつ使うため
  • 花の大きさは目数を変えずにかぎ針の太さで変える

2つを知っておくと、なぜその目数で始めるのかがわかり、花を大きくしたい・小さくしたいときも針の太さで調整できます。

順に確かめていきましょう。

確認1.1段めが10目なのは花びら1枚に2目ずつ使うため

本記事の花で1段めを10目にするのは、花びら1枚ごとに1段めの目を2つずつ使うためです。

2目のうち1目には花びらのあいだの細編みを、となりの1目には長編みの花びらを編み入れます。

花びらが5枚あるので、1段めには5枚分の10目が必要です。

花びらの数が違う花を編みたいときは、その花の編み図に書かれた目数で編んでみてください。

確認2.花の大きさは目数を変えずにかぎ針の太さで変える

大きさを変えたいときは、目数はそのままで、針を太いものか細いものに替えてみてください。

針を太くすると花は大きく、細くすると小さく編み上がります。

号数は一度に大きく変えず、1つ隣の号数に替えて、もう1枚編んでから前の花と比べてみてください。

いくつも編んだ花の大きさがそろわないと、並べたときに気になりますよね。

花の大きさは糸の太さでも変わるので、同じ大きさの花を何枚も編むときは、同じ糸と同じ針で編みます。

かぎ針編みで平らな5枚の花びらの花を編む4つの工程

かぎ針編みで平らな5枚の花びらの花を編む4つの工程

はじめて花を編むときは、段の始まりの目や、花びらを編み入れる目の場所で迷いやすいですよね。

本記事の花は、1段めの細編みと、花びらを編む2段めの、2段で編み上がる平らな花です。

本記事では平らな花を扱いますが、花びらを重ねて立体に仕上げる花もあります。

工程は次の4つです。

  • 輪の作り目に細編みを10目編み入れて1段めを閉じる
  • 引き抜いたのと同じ目から花びらを1枚編む
  • 細編みと花びらの組をくり返して5枚にそろえる
  • 2段めを閉じて糸を切り花の裏で糸始末する

4つの流れを先に見ておけば、編んでいる途中でも、いまどの工程なのかを見失わずに済みます。

順番に編んでいきましょう。

工程1.輪の作り目に細編みを10目編み入れて1段めを閉じる

輪の作り目の周りに10目の細編みを並べ、最初の目にステッチマーカーをかけて閉じる1段めの模式図

最初の段は、作り目の輪に細編みを編み入れて中心を締めてから、ステッチマーカーをかけた細編みに引き抜いて閉じます。

  • 輪の作り目を作る
  • くさり1目で立ち上がる
  • 輪の中に細編みを1目編む
  • ステッチマーカーを1目めの細編みにかける
  • 細編みが10目になるまで、輪の中に編み入れる
  • 糸端を引いて、作り目の輪を締める
  • ステッチマーカーの細編みに引き抜き編みをして、段を閉じる

工程2.引き抜いたのと同じ目から花びらを1枚編む

1段めの最初の目に2段めの細編み、となりの目に長編み5目の花びらを編む位置を示した模式図

2段めは、1段めを閉じたのと同じ目から始め、となりの目に長編みを5目編み入れて1枚めの花びらにします。

  • 1段めのステッチマーカーを外す
  • くさり1目で2段めを立ち上がる
  • 引き抜いたのと同じ目に、細編みを1目編む
  • ステッチマーカーを2段めの最初の細編みへ移す
  • 次の目には長編み5目を編み入れ、1枚めの花びらにする

花びらの長編みは段の途中で編むので、長編みの前に立ち上がりのくさりは編みません。

立ち上がりを編んでしまったときは、2段めの始めまでほどいて、もう一度編み直してみてください。

工程3.細編みと花びらの組をくり返して5枚にそろえる

細編みと長編み5目の組で残りの花びらを編み進め、閉じる前に数える3つを示した模式図

2〜5枚めの花びらは、細編みと長編み5目の組をさらに4回編んで作ります。

  • 次の目に細編みを1目編む
  • 次の目に長編みを5目編み入れる
  • 細編み1目と長編み5目の組を、合わせて4回編む(花びら2〜5枚め)
  • 閉じる前に、花びらが5枚・花びらの長編みが5目ずつ・あいだの細編みが5目あるかを数える

工程4.2段めを閉じて糸を切り花の裏で糸始末する

表から見た2段めを閉じる位置と、裏から見た1段めの目に糸端を通す範囲を示した模式図

花びらが5枚そろったら2段めを閉じ、糸を切って、花びらの段を避けながら糸端を始末します。

  • ステッチマーカーをかけた2段めの最初の細編みに引き抜き、段を閉じる
  • ステッチマーカーを外す
  • 糸端を残して糸を切る
  • 糸端を最後の目に通して止める
  • とじ針で、花びらの段を避けて1段めの裏の目に糸端をくぐらせる
  • 3〜4cmくぐらせたら、余った糸端を切る
  • 編み始めの糸端も、1段めの裏の目にくぐらせて切る

花びらの数や形・色で迷ったときのよくある質問

花びらの数や形・色で迷ったときのよくある質問

1つ編み上げて置いてみたら、花びらの数や形が思っていたのと違っていた、ということもありますよね。

花の形のずれは、ほどいて編み直したり、仕上げで整えたりして直せます。

答える質問は、以下の3つです。

  • 花びらが4枚や6枚になったらどうする?
  • 目数は合っているのに花びらが反る・波打つときは?
  • 中心と花びらを別の色で編みたいときは?

3つの答えを知っておけば、花の形がずれたときや色を変えたいときに、どこから手を入れればよいかがわかります。

質問ごとに見ていきましょう。

質問1.花びらが4枚や6枚になったらどうする?

工程3で数えて花びらが4枚や6枚だったときは、まず1段めの細編みを数え、工程1の目数とそろっているかを比べてみてください。

1段めの目数が合わないときは、1段めからほどいて編み直します。

1段めが合っているのに花びらの数がずれたときは、2段めをほどき、2段めの始めから編み直してみてください。

花びらの長編みやあいだの細編みの数が合わないときも、2段めの始めから編み直します。

かぎ針編みは、ほどいてもう一度編み直しやすい編み物です。

質問2.目数は合っているのに花びらが反る・波打つときは?

目数が合っているのに花びらが反ったり波打ったりするときは、スチームを当てて平らに整えてみてください。

花を平らな台に置き、アイロンを花から浮かせたまま、蒸気を当てます。

蒸気を当てたあとは、冷めるまで花を動かさずに置いておきましょう。

アイロンの温度は、使った毛糸のラベルの表示に合わせてください。

アクリルの糸は、高温で縮んだり溶けたりするおそれがあります。

質問3.中心と花びらを別の色で編みたいときは?

中心と花びらの色を変えるときは、1段めを閉じる引き抜き編みから、花びらの色の糸に替えます。

2段めの立ち上がりからは、花びらの色の糸で編み進めてください。

中心の色の糸は糸端を残して切り、花びらの色の糸の編み始めの糸端は、花の裏側に垂らしておきます。

2本の糸端は、花が編み上がってから、工程4と同じ手順で始末しましょう。

花に使う毛糸の色を手に取って選べる下北沢のKnit Shelf

花に使う毛糸の色を手に取って選べる下北沢のKnit Shelf

中心と花びらの色の組み合わせは、画面で見るより、毛糸を並べて決めたいものですよね。

下北沢のKnit Shelfなら、銘柄ごとの毛糸を手に取って、色や太さを見比べながら選べます。

取扱銘柄は、DARUMA、ハマナカ、内藤商事、sawada itto、taiyo-keito、itobatake、KnitWit、丸安毛糸の60(ろくまる)です。

糸の選び方に迷うときは、店員にその場で聞いてみてください。

毛糸は1玉から買えるので、中心と花びらに使う2色も、色ごとに選んで買えます。

編み方に迷う場面があれば、あわせて相談してみてください。

編み物スペースは店内にあって、予約なしで使えます。

編むのは当店で買った毛糸でも、毛糸を買わずに持ってきた編みかけの花でもかまいません。

項目 内容
住所 〒155-0033 東京都世田谷区代田6-6-1 TOKYU REIT下北沢スクエア3階
アクセス 井の頭線 下北沢駅西口北側から徒歩2分
営業時間 11:00〜17:00
定休日 不定休
Instagram @knitshelf

来店する日が休みでないかは、@knitshelfの投稿で見ておくと安心です。

まとめ

5枚の花びらの花は、細編みを編み入れた中心の段と、長編みの花びらの段の2段で仕上がります。

1段めの10目は、花びら1枚あたり2目を5枚分合わせた数です。

2段めは細編み1目と長編み5目の組を5回編み、閉じる前に花びらを数えましょう。

糸端は、花びらの段を避けて1段めの裏の目にくぐらせて始末してください。

Knit Shelfの店内には、編みかけの花を持ち込んで続きを編めるスペースがあります。

↑