毛糸で手作りする簡単なプレゼント5選!編み目と工程で比べて選ぶ

年末や冬が近づくと、毛糸で何か作って大切な人に贈りたくなることがあります。
けれど、どの作品なら自分にも作れて、渡す日までに仕上がるのか、判断がつかないこともありますよね。
この記事では、簡単に手作りできる毛糸のプレゼントを5つ選び、使う編み目と工程の数で比べて紹介します。
あわせて、肌触り・洗い方・色から考える毛糸の選び方と、仕上げて渡すまでの準備もまとめました。
読み終えたときには、贈る作品が1つに決まり、選ぶ毛糸の見当もつきます。
毛糸で手作りできる簡単なプレゼント5つを編み目と工程で比べる

かぎ針で作る3つと棒針で作る2つに分けて、プレゼントにできる作品を紹介します。
はじめて編むものを贈るとなると、自分の腕で最後まで仕上げられるか心配になりますよね。
ここでいう「簡単」は、使う編み目の数・平らに編むか輪にするか・つなぐ工程・部品の有無の4つで比べました。
紹介する作り方は一例で、ほかの作り方で作ることもできます。
紹介する作品は、次の5つです。
- コースターは2つの編み目だけで平らな四角に編める
- シュシュはヘアゴムに直接編みつけて作れる
- ミニ巾着は長編みの細長い編み地を折って縫えば作れる
- マフラーは棒針の表目だけで平らに編める
- ネックウォーマーは2目ゴム編みで編んでとじれば作れる
同じ見方で並べたので、首や髪に着けるものか身に着けない雑貨かも、「身に着けるか」の行で見比べられます。
1つずつ見ていきましょう。
作品1.コースターは2つの編み目だけで平らな四角に編める
コースターなら、使う編み目がくさり編みと細編みの2つだけで、平らな四角形に仕上げる作り方があります。
くさり編みは、かぎ針編みでいちばん基本の編み方です。
作り目とは、編み始めに土台として作る最初の段を指します。
細編みは、かぎ針編みの基本の編み目の中で背の低いものです。
往復編みでは、1段編むたびに編み地を返して逆向きに編むため、段ごとに表側と裏側が入れ替わります。
- 使う編み目:くさり編み、細編み
- 形:くさりの作り目から、往復編みで平らな四角に編む
- つなぐ工程と部品:なし
- 身に着けるか:着けない雑貨
身に着けないものを贈りたいなら、候補の1つです。
作品2.シュシュはヘアゴムに直接編みつけて作れる
シュシュの作り方の一つに、リング状のヘアゴムへ直接糸を編みつけていくものがあります。
この作り方で引き抜き編みを使うのは、一周の終わりに最初の目とつないで輪を閉じるところです。
- 使う編み目:細編み、くさり編み、引き抜き編み
- 形:ヘアゴムに編みつけながら、ゴムに沿って一周する
- 糸を替える工程:2段めで別の糸に替えて、縁を編む
- 部品:リング状のヘアゴム
- 身に着けるか:髪に着ける
ボリュームは、細編みとくさり編みの組み合わせをくり返す数で増やしたり減らしたりできます。
糸を2色使うため、相手の好きな色を組み合わせて贈れるのも、この作り方の楽しいところです。
作品3.ミニ巾着は長編みの細長い編み地を折って縫えば作れる
ミニ巾着なら、長編みで細長く編んだ1枚を袋に仕立てる作り方があり、編み目はくさり編みと長編みしか使いません。
長編みは、細編みより背の高い編み目を指します。
- 使う編み目:くさり編み、長編み
- 形:長編みで細長い長方形を編み、二つ折りにする
- つなぐ工程:両わきを縫って袋の形にする
- 部品:ひも(市販のリボンなど)
- 身に着けるか:着けない(小物を入れる袋)
コースターと比べると、両わきを縫う工程と、ひもの用意が加わります。
作品4.マフラーは棒針の表目だけで平らに編める
マフラーは、棒針の表目だけを使って、平らに編む作り方があります。
表目と裏目の2つが、棒針編みの基本になる目です。
往復編みなら、全部の段を表目で編むとガーター編みになります。
ガーター編みとは、1段ごとに表目と裏目が交互に並んだ編み地のことです。
- 使う編み目:表目
- 形:ガーター編みを往復編みで平らに編む
- 工程の名前:作り目、伏せ止め、糸始末
- つなぐ工程と部品:なし
- 身に着けるか:首に巻くので肌に触れる
伏せ止めは、最後の段で編み終わりの目を止めるための基本の方法です。
糸始末とは、残った糸端を編み地の裏などにくぐらせて、目立たないように処理することを指します。
首に直接触れるので、糸の肌触りは選ぶ前に確かめておきたい作品です。
作品5.ネックウォーマーは2目ゴム編みで編んでとじれば作れる
ネックウォーマーには、2目ゴム編みで平らに編んだ1枚の端どうしを、最後にとじてつなぐ作り方があります。
2目ゴム編みとは、表目2目と裏目2目が縦の列で交互に並ぶ編み地のことです。
- 使う編み目:表目、裏目
- 形:2目ゴム編みで平らに編む
- つなぐ工程:作り目の端と伏せ止めの端を、とじ針でつなぐ
- 部品:なし
- 身に着けるか:首に着けるので肌に触れる
マフラーと比べると、使う編み目が表目と裏目の2つに増え、端をつなぐ工程も1つ加わります。
贈る相手を思い浮かべて決める毛糸選びの3つのポイント

贈る作品が決まったら、次は毛糸を選びます。
手編みのものを渡して、相手の負担にならないか気になる人もいますよね。
毛糸は、相手が身に着けるか・洗うか・どんな色が好きかを思い浮かべて選ぶと、確かめることがはっきりします。
ポイントは次の3つです。
- 首や髪に着けるものは毛糸の肌触りを手で触って比べる
- 洗い方は糸の説明と洗濯表示で確かめてから選ぶ
- 淡い色か濃い色かは編み目の見え方と見栄えで決める
3つを押さえておくと、相手の使い方に合った毛糸を選びやすくなります。
順に見ていきましょう。
ポイント1.首や髪に着けるものは毛糸の肌触りを手で触って比べる
首や髪に着けるものを贈るなら、毛糸の肌触りは実物を手で触って比べるのが確実です。
チクチクの度合いには、公的な規格による格付けがありません。
チクチクを感じ始める繊維の太さについても、説が分かれています。
- 繊維のうち30ミクロン以上のものが5%あると不快とする説
- 繊維が17.5ミクロンより細いと感じにくいとする説
ミクロンは長さの単位で、1mmの1000分の1の長さです。
メリノの毛にも等級があるので、メリノの名が付いた糸でも、チクチクを感じるかどうかは決めつけられません。
紹介した作品のうち、マフラーとネックウォーマーは首に、シュシュは髪に触れます。
数字や素材名だけで決めずに、候補の毛糸を手に取って触り比べてみてください。
ポイント2.洗い方は糸の説明と洗濯表示で確かめてから選ぶ
洗い方は、糸の説明とラベルの洗濯表示で確かめてから毛糸を選びます。
毛や絹の編み地は、一度縮むと元に戻せないためです。
防縮加工と書かれた糸でも、その表記だけでは洗濯機で洗えるかどうか判断できません。
洗濯表示は載せる義務のない表示で、載っていない糸もあります。
洗濯表示がない糸は、糸の商品ページなどに書かれた説明で洗い方を確かめてみてください。
相手が身に着けて洗うものを贈るときほど、渡す前に洗い方を調べておくと安心です。
ポイント3.淡い色か濃い色かは編み目の見え方と見栄えで決める
淡い色と濃い色のどちらにするかは、編み目が見やすいほうを取るか、仕上がりの見栄えを取るかで決めます。
明るい色や薄い色の毛糸なら、編み目がよく見えるのが利点です。
濃い色、たとえば黒やネイビーの毛糸だと、編んだ目が見えにくくなります。
仕上がりの見栄えを重視するなら、濃い色がおすすめです。
相手の好きな色が濃い色なら、編み目が見えにくいことを知ったうえで選んでみてください。
編みやすさを優先したいときは、淡い色にすると編み目を追いやすくなります。
プレゼントを仕上げて渡すまでの3つの準備

毛糸を選んだら、編み始める前と仕上げたあとに確かめたいことが3つあります。
渡す日が決まっていると、それまでに仕上がるか気が気でない人もいますよね。
作り方を最後まで読み、材料をそろえ、渡し方まで決めておけば、編み始めてから慌てずに済みます。
確かめることは次の3つです。
- 作り方を最後の工程まで読んで部品と仕上げを確かめる
- 作り方の材料欄で糸の太さと玉数を確かめて買う
- 毛糸のラベルを残して素材と洗い方を書き添えて渡す
先に確かめておけば、渡す日の直前に足りないものに気づく心配が減ります。
それぞれ確かめていきましょう。
準備1.作り方を最後の工程まで読んで部品と仕上げを確かめる
編み始める前に作り方を終わりまで通して読み、用意する部品と、最後に残る工程を確かめます。
作り方は、無料で公開されているものを使っても、本やダウンロードで買ったものを使ってもかまいません。
シュシュのヘアゴムやミニ巾着のひもは、毛糸のほかに用意する部品です。
編み終わったあとにも、糸始末や、ネックウォーマーのように端をつなぐ作業が残ります。
作り方によっては、仕上げにアイロンを少し離してスチームを当て、形を整える工程まで含まれるので注意が必要です。
スチームを当てるときの温度は、糸のラベルで確かめましょう。
紹介した5つの作品のほかに、部品や工程が加わる作品の例を挙げておきます。
- あみぐるみ:頭と胴体などを別々のパーツとして編み、わたを詰めてとじ合わせる
- ミトン:編む途中で親指の穴をあけておき、あとから親指を編む
渡す日から逆算するときは、糸始末やつなぐ作業、仕上げまで入れて予定を立ててみてください。
準備2.作り方の材料欄で糸の太さと玉数を確かめて買う
毛糸は、作り方の材料欄に書かれた糸を基準に、太さと玉数を確かめてから買います。
材料欄の糸と太さをそろえるときの手がかりは、ラベルに書かれた1玉の重さと長さです。
材料欄と同じ糸で編むときは、書かれた玉数を目安にそろえましょう。
ロットは染めた釜ごとに付く番号で、色番(色を見分けるための番号)とは別ものです。
2玉以上使う作品で途中から買い足すと、色番が同じでもロットが違って、編み地に色の差がはっきり出ることがあります。
そのため、はじめの買い物で使う分より少しゆとりをもって買っておくと安心です。
なお、ラベルにロット番号の載らない糸もあります。
準備3.毛糸のラベルを残して素材と洗い方を書き添えて渡す
毛糸のラベルは捨てずに取っておき、作品を渡すときに素材と洗い方を書き添えることをおすすめします。
ラベルに載っている洗濯表示は、作品を仕上げたあとの手入れに要る情報です。
素材ごとの割合を示す混用率も、ラベルで確かめられます。
洗濯表示がないときは、糸の説明で確かめた洗い方を書き添えましょう。
受け取った相手が洗い方に迷わないよう、ラベルの情報をメモにして作品に添えてみてください。
贈る毛糸の肌触りを下北沢のKnit Shelfで確かめる

相手の首元に触れる毛糸だからこそ、手で触ってから選びたくなりますよね。
下北沢のKnit Shelfでは、扱っている銘柄の毛糸を店で直接さわって、肌触りを比べながら選べます。
店で扱う毛糸の銘柄は、DARUMA、ハマナカ、内藤商事、sawada itto、taiyo-keito、itobatake、KnitWit、丸安毛糸の60(ろくまる)です。
糸選びの相談や、作品に何玉要るかの相談には、店頭の店員が応じます。
編み方に迷ったときも、店員にたずねてみてください。
[hus:](フース)とは姉妹店の関係にあり、[hus:]の毛糸も店で扱っています。
編み物キットも販売中です。
編み物スペースは店内にあり、作業途中の作品を持ってきて仕上げるときにも、当店の毛糸ですぐ編みたいときにも利用できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 住所 | 〒155-0033 東京都世田谷区代田6-6-1 TOKYU REIT下北沢スクエア3階 |
| アクセス | 井の頭線 下北沢駅西口北側から徒歩2分 |
| 営業時間 | 11:00〜17:00 |
| 定休日 | 不定休 |
| @knitshelf |
プレゼントの毛糸を選びに来る日は、その月の休みを@knitshelfの投稿で調べておくと確実です。
まとめ
毛糸の手作りプレゼントは、使う編み目の数・平らか輪か・つなぐ工程・部品の有無で比べると、簡単に作れるものを選べます。
首や髪に着けるものは手で触って肌触りを比べ、洗い方は糸の説明とラベルの表示で調べておきましょう。
作り方を最後の工程まで読み、太さと玉数を材料欄で確かめ、ラベルの情報を添えて渡します。
下北沢のKnit Shelfは、贈る毛糸を手に取って選べる店です。