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コットン毛糸のおすすめはどれ?太さと混率で比べる選び方

明るい木のテーブルに置いた白・生成り・淡い緑のコットンの毛糸玉とたたんだ編み地に「コットン毛糸のおすすめはどれ?太さと混率で比べる選び方」の文字

コットンの毛糸を買おうとして、種類の多さに、何を選べばいいか迷っていませんか。

綿100%の糸もあれば、ほかの繊維を含む糸もあり、太さや糸の形もさまざまです。

本記事では、綿の糸の性質と、綿を含む毛糸の例を並べた表、選ぶときの5つのポイントをまとめました。

作品を洗って干すときの注意点もあわせて紹介します。

表とポイントを手がかりにすれば、作りたい物に合うコットン毛糸を、自分の目で見分けられるようになりますよ。

コットン毛糸の素材である綿の3つの性質

綿の糸の3つの性質。強くて吸湿性があり洗濯しやすい、濡れると重くなり自重で伸びやすい、毛羽立ちやすいが毛玉は落ちやすい

綿は洗濯がしやすい繊維ですが、濡れると重さが増して、自重で伸びやすくもなります。

ウールの毛糸に慣れていると、綿の糸で編んだ作品の扱いに戸惑うこともありますよね。

コットン毛糸を選ぶ前に知っておきたい綿の性質を、3つに分けて紹介します。

取り上げる性質は次のとおりです。

  • 洗濯しやすく吸湿性がある
  • 濡れると重くなり自重で伸びやすい
  • 表面が毛羽立ちやすい

3つの性質を知っておくと、糸を選ぶときや作品を洗うときの判断に役立ちます。

1つずつ見ていきましょう。

性質1.洗濯しやすく吸湿性がある

綿は強くて吸湿性があり、洗濯や漂白がしやすい繊維です。

洗濯のしやすさは、コットン毛糸を選ぶ理由の1つになります。

ただし、洗い方は糸ごとの洗濯表示や説明文で確かめる必要があり、くわしくは後半の注意点を参考にしてみてください。

性質2.濡れると重くなり自重で伸びやすい

綿の糸で編んだ作品は、濡れると重くなります。

洗ったあとの濡れた作品が自重で伸びやすいことも、覚えておきたい点です。

伸びを抑える干し方は、後半の注意点で紹介します。

性質3.表面が毛羽立ちやすい

綿は、表面が毛羽立ちやすい素材です。

一方で、できた毛玉は落ちやすいという面もあります。

綿を含む毛糸の例を混率と太さの表記で並べる

混率は糸ごとに違う。綿100%の糸の例はコットンラスタやCOTOLI、綿とほかの繊維を含む糸はポリエステル・アクリル・ウールなどを含む

同じコットンの毛糸でも、混率や太さは糸ごとに違います。

混率とは、品質表示に書かれる繊維ごとの割合(%)のことです。

気になる糸の商品ページを1つずつ開いていくのは、意外と骨が折れますよね。

下の表は、品質と重さ・長さが商品ページでわかる、コットン(綿)を含む毛糸の例です。

糸 品質 太さの呼び名 重さと長さ 使用針 標準ゲージ
DARUMA Knitting Cotton 綿100% 並太 50g(約100m) 棒針6〜8号・かぎ針7/0〜8/0号 19〜21目・27〜29段(メリヤス編み)/14〜17目・7〜9段(長編み)
DARUMA Curly Cotton 綿100% – 40g(約108m) 棒針4〜5号・かぎ針5/0〜6/0号 23〜24目・31〜33段(メリヤス編み)
DARUMA リネンラミーコットン 並太 綿50%・リネン25%・ラミー25% 並太 50g(約102m) 棒針5〜7号・かぎ針7/0号 19〜22目・27〜30段(メリヤス編み)/17目・8段(長編み)
DARUMA ランブイエウールコットン ウール(ランブイエメリノウール)60%・綿(スーピマ)40% – 50g(約166m) 棒針3〜5号・かぎ針4/0〜5/0号 26〜28目・34〜37段(メリヤス編)
内藤商事 コットンラスタ コットン100% 並太 40g玉巻き 約100m 棒針4〜5号・かぎ針4/0号 25目31段
内藤商事 トファジ コットン60%、ポリエステル40% 並太 80g玉巻き 約100m 棒針4〜5号・かぎ針5/0〜6/0号 19目24段
内藤商事 ニューハイソフト 綿60%、アクリル40% 並太 50g玉巻き 約130m 棒針5〜6号・かぎ針5/0〜6/0号 20目30段
sawada itto COTOLI コットン100% 中細 40g(約173m) かぎ針3/0号・4/0号 細編み:30〜31目 32〜35段
sawada itto RuF コットン39%、レーヨン32%、アクリル25%、ナイロン4% 合太 40g(約115m) 棒針2号・3号/かぎ針4/0号・5/0号 メリヤス編み:28〜29目 36〜40段
60(ろくまる) バルーンコットン7 コットン50%、バルキーアクリル50% – 50g/約135m – –

太さの呼び名がない糸や、使用針と標準ゲージの記載がない糸もあります。

表の数字をどう読んで糸を選ぶかは、次の5つのポイントにまとめました。

コットン毛糸のおすすめを決める5つのポイント

糸を選ぶための5つのポイント。太さは標準ゲージ、混率は品質表示、形・より・加工と作品と季節は説明文で見る

コットン毛糸のおすすめは1本に決まるものではなく、5つの基準で作品に合う糸を選ぶのが近道です。

「おすすめ」で探しても、糸の名前ばかりが並んで決めきれないことがありますよね。

糸のラベルや説明文には、品質や使用針、標準ゲージなど、選ぶための手がかりが書かれています。

選ぶときに見る5つの基準を、下に並べました。

  • 太さは並太などの呼び名より標準ゲージで比べる
  • 綿100%かほかの繊維を含むかを品質表示で見る
  • 糸の形・よりのかけ方・加工は説明文で見る
  • 作りたい作品は糸の説明文が挙げる例で見る
  • 季節は糸ごとの説明文で確かめる

5つのポイントを押さえておくと、上の表や糸のラベルを見ながら、自分で糸を選べるようになります。

順に見ていきましょう。

ポイント1.太さは並太などの呼び名より標準ゲージで比べる

太さを見比べるときは、並太や中細といった名前ではなく、標準ゲージの数字に注目すると比べやすくなります。

太さの呼び名は法律や規格で決められた表示ではなく、呼び方も統一されていません。

ラベルに書かれた針で編んだ場合に、10cm四方の中へ何目・何段入るかを示す目安が標準ゲージです。

目数が多いほど、編み目は小さくなります。

どの編み方で測った値かは糸ごとに書き方が違い、上の表でもメリヤス編み・長編み・細編みが混ざっているので注意が必要です。

同じ並太で棒針の使用針が同じ糸でも、標準ゲージが違うことがあります。

一例として、上の表のコットンラスタとトファジは、どちらも並太で、棒針の使用針も同じ号数です。

標準ゲージを見ると、コットンラスタは25目、トファジは19目と違いがあります。

針はラベルの使用針を参考にし、編み図があるときは本番の糸で試し編みをして、指定のゲージと比べてみてください。

重さと長さもあわせて見ると、太さの見当もつけやすいですよ。

ポイント2.綿100%かほかの繊維を含むかを品質表示で見る

綿100%の糸か、ほかの繊維を含む糸かは、品質表示を見ればわかります。

品質表示は、糸に含まれる繊維の名前と混用率を示すもので、手編み糸に法律で義務づけられた表示です。

コットン毛糸を探すときは、品質表示に「綿」や「コットン」とあるかを見ておきましょう。

ほかの繊維を含む糸は、説明文に書かれた特徴も糸ごとに違い、表の糸では次のようなものがあります。

  • バルーンコットン7:糸に膨らみと強度を持たせてあり、しっかり編んだ作品でも重たくならない糸
  • ランブイエウールコットン:コットンのさらっとした肌ざわりと、ウールの柔らかくなめらかな軽いタッチをあわせ持つ糸
  • リネンラミーコットン 並太:麻素材の清涼感と、綿素材のソフト感をブレンドした糸

説明文の特徴を読み、作りたい物に合いそうな糸から候補にしてみてください。

ポイント3.糸の形・よりのかけ方・加工は説明文で見る

糸の形やよりのかけ方、加工は糸ごとに違うので、説明文に書かれた内容を見て選びましょう。

コットン糸で編んでいる途中に、糸が割れて手が止まったことはありませんか。

糸の形では、Knitting Cotton とコットンラスタが、太さとよりが一定のまっすぐな糸(ストレートヤーン)です。

細い糸を編んで筒の形にしたものをリリヤーンといい、Curly Cotton は綿の糸をリリヤーン状にしています。

COTOLI は、リリヤン機で平たいテープの形に仕上げたコットンテープ糸です。

手編みのお店 [hus:](フース)の IROHA では、6本の糸をリリヤーン状にしたことで、糸割れを防いでいます。

よりとは、繊維や糸をねじり合わせてからませることです。

トファジはしっかりよられた糸で、Knitting Cotton はよりが甘く仕上げられています。

トファジは柔らかく、指先や手に負担がかからない糸です。

加工の例では、COTOLI に光沢感を出すシルケット加工がされています。

毛羽立ちが少なく仕上がるコンパクトスピンのコットンを使っている点も、COTOLI の特徴です。

RuF は、伸びや毛羽立ちが少ない糸として作られています。

糸割れや毛羽立ちが気になるなら、説明文に「糸割れを防ぐ」「毛羽立ちが少ない」といった記載がある糸から比べてみてください。

ポイント4.作りたい作品は糸の説明文が挙げる例で見る

作りたい作品が決まっているなら、糸の説明文に挙がっている作品の例を手がかりにすると探しやすくなります。

上の表と itobatake の糸から、説明文に作品の名前がある糸を並べてみましょう。

  • ニューハイソフト:小物・コースター・あみぐるみなどに最適な毛糸
  • Curly Cotton:かぎ針で編むバッグやポーチなどの小物から、棒針のウエアまで楽しめるよう太さにこだわった糸
  • RuF:ポーチや小物入れ、アクセサリー作りにぴったりの糸
  • itobatake スフレコットン:編んで作るタオル「ニッタオル」向けに作られたコットン糸で、綿花の天然の油分である綿油を取り除き、水を吸いやすくする仕上げをした糸

作りたい物が説明文に書かれた糸から比べ始めれば、候補を絞りこめます。

ポイント5.季節は糸ごとの説明文で確かめる

編みたい季節に合うかどうかは、糸ごとの説明文で確かめましょう。

綿は、春夏用の糸である夏糸に使われる素材の1つです。

ただし、コットン糸の中には、説明文に春夏以外の季節が書かれた糸もあります。

  • コットンラスタ:内藤商事の春夏毛糸のページに載る、オールシーズン楽しめるストレートヤーン
  • ニューハイソフト:秋冬毛糸のページに載り、春夏毛糸の一覧にもある、オールシーズン対応の毛糸
  • ランブイエウールコットン:春先や秋口など気持ちのよい季節に楽しめる糸
  • Knitting Cotton:冬に限らず少し暖かくなってきた季節にも編めるよう作られ、夕方になると肌寒くなる季節にもおすすめの糸

編む予定の季節が説明文に書かれているかを、買う前に見てみてください。

コットン毛糸の作品を洗って干すときの4つの注意点

洗って干すときの4つの注意点。洗い方はラベルの洗濯表示で決める、押し洗いにして乾燥機の熱を避ける、縮みは試し編みを洗って測る、濡れた作品は吊るさず平らに干す

コットン毛糸の作品は、洗い方と干し方に気をつけると、伸びや縮みを抑えられます。

時間をかけて編んだ作品だからこそ、洗って形を崩したくないですよね。

編み地の縮み方は、洗い方によっても変わります。

注意しておきたい点を4つにまとめました。

  • 洗い方は糸ごとのラベルの洗濯表示で決める
  • 押し洗いにして乾燥機の熱を避ける
  • 縮みが気になるなら試し編みを洗ってから測る
  • 濡れた作品は吊るさずに平らに広げて干す

4つを押さえておけば、編み上げた作品を洗うときにも迷いません。

順番に説明していきます。

注意1.洗い方は糸ごとのラベルの洗濯表示で決める

家で洗ってよいか、洗濯機に入れてよいかは、糸ごとのラベルに付いた洗濯表示で判断しましょう。

例えば、綿64%・ポリエステル36%のハマナカのウオッシュコットンなら、洗濯機での丸洗いに対応しています。

洗濯表示では、おけの記号が洗濯機で洗えることと液温の上限を、おけに手を入れた記号が手洗いを示す決まりです。

おけの下の線は弱い処理を意味し、×が付いたおけは家庭で洗えないことを表します。

ただし、糸の洗濯表示は任意の表示で、載っていない糸もあるのが実情です。

表示がない糸は、商品の説明文に書かれた洗い方を参考にしてみてください。

注意2.押し洗いにして乾燥機の熱を避ける

手で洗うときは押し洗いにし、乾燥機の熱は避けましょう。

押し洗いは、手で押しては離すのをくり返す洗い方で、もむ・こする・ねじるはしません。

洗うときとすすぐときの水温をそろえると、縮みを防ぐ助けになります。

綿は、乾燥機などの機械乾燥では熱で縮みやすい繊維です。

乾燥機は使わず、4つめの注意で紹介する干し方で乾かしてみてください。

注意3.縮みが気になるなら試し編みを洗ってから測る

縮みが気になるときは、試し編みを洗ってからゲージを測ってみてください。

編み地の縮み方は、針や合わせる糸、編む強さ、編み方、洗い方で変わり、同じ糸でも同じとは限りません。

編み上げた作品と同じ条件にしてゲージを測ると、誤差も少なくなります。

本番と同じ糸と針で、測る10cm四方より大きめに編み、作品と同じ方法で洗って乾かしてから数えましょう。

洗ったあとの目数と段数を、編み図のゲージと比べてみると安心です。

注意4.濡れた作品は吊るさずに平らに広げて干す

洗った作品は、ハンガーではなく平らなところに広げて干すのがおすすめです。

濡れた作品をハンガーにかけて干すと、水を含んだ重みで丈が下に伸びてしまいます。

形を整えてから、日の当たらない場所で乾かしましょう。

洗濯表示の干し方の記号では、横一本線が平干しを、斜め一本線が日陰干しを表します。

毛糸選びを店員に相談できる下北沢のKnit Shelf

下北沢のKnit Shelfでは、店頭の店員に毛糸選びを相談できる、毛糸は1玉から買える、買い物の予定がなくても編みかけを持ち込める

下北沢のKnit Shelfでは、店頭の店員に毛糸選びを相談できます。

毛糸を選ぶときに、ほかの人の考えも聞いてみたい場面がありますよね。

扱っている銘柄は、DARUMA、ハマナカ、内藤商事、sawada itto、taiyo-keito、itobatake、KnitWit、丸安毛糸の60(ろくまる)です。

毛糸は1玉から買えます。

編み物スペースを店の中に用意していて、当店の毛糸でも、家で編みかけた作品でも編むことが可能です。

買い物の予定がない日でも、手元の作品だけを持って立ち寄り、続きを編んでかまいません。

項目 内容
住所 〒155-0033 東京都世田谷区代田6-6-1 TOKYU REIT下北沢スクエア3階
アクセス 井の頭線 下北沢駅西口北側から徒歩2分
営業時間 11:00〜17:00
定休日 不定休
Instagram @knitshelf

定休日は決まった曜日ではないので、足を運ぶ前に@knitshelfの投稿をのぞいておくと安心です。

まとめ

コットン毛糸は、太さ・混率・糸の形・作りたい作品・季節の5つを見て選ぶと、自分に合う糸が見つかります。

綿の糸は洗いやすい反面、濡れると重くなって伸びやすい点に気をつけたい素材です。

洗って干すときは、洗濯表示を確かめ、押し洗いと平干しを心がけ、縮みが気になれば試し編みを洗って測ってみてください。

下北沢のKnit Shelfでは、店員に毛糸選びを相談できます。

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