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セーターの編み方|糸と道具の選び方から目数の決め方・編む順番まで

セーターの編み方|糸と道具の選び方から目数の決め方・編む順番まで

マフラーや帽子を編めるようになって次はセーターと思っても、工程の多さに尻込みしてしまうことはありませんか。

前と後ろを同じ形で2枚編み、肩をつないでから袖を編み出す形なら、はじめての1枚でも全体の流れを見渡せます。

この記事で紹介するのは、毛糸と道具の選び方、目数の決め方、編む順番、編む前と編んだあとの注意です。

読み終えるころには、何をそろえてどの順に編むかがつかめて、1枚目に取りかかれます。

セーターを編む毛糸と道具の選び方 4つのポイント

セーターを編む毛糸と道具の選び方 4つのポイント

まずは、セーターを編み始める前にそろえる毛糸と道具を紹介します。

毛糸の売り場で糸の多さに迷い、何から手に取ればよいかわからなくなるのは、はじめてのセーターではよくあることです。

糸と道具は、編み始める前にまとめてそろえておくと、途中で手が止まりません。

具体的な内容は以下のとおりです。

  • 毛糸は太さと素材と色の3つで選ぶ
  • 同じロット番号の毛糸を少し多めにそろえる
  • 身頃と襟ぐりを編む棒針の号数とゴム編みの止め方
  • つなぐ・休めるときに使うとじ針と別糸を用意する

4つを押さえておけば、手順に出てくる道具や言葉にも迷わずに読み進められます。

1つずつ見ていきましょう。

ポイント1.毛糸は太さと素材と色の3つで選ぶ

はじめてのセーターに選ぶなら、並太くらいの太さのウールで、ストレートヤーンと呼ばれる糸が当店のおすすめです。

ストレートヤーンは、太さも、よりのかけ方も一定に作られたシンプルな糸を指します。

太さの呼び方はメーカーによって基準が違うので、「並太くらい」を目安に、ラベルの重さと長さも見比べてみてください。

ウールは伸びがよく弾力があり、しわになりにくく、形が崩れにくい繊維です。

色は、明るい色や淡い色ほど編み目が見えやすく、濃い色は仕上がったときの見栄えに優れます。

編みやすさを優先するなら、淡い色を選んでみてください。

ポイント2.同じロット番号の毛糸を少し多めにそろえる

ロットとは、毛糸を染めた釜ごとにつく番号のことで、同じ色番の糸でも染めた回ごとに分かれます。

ロット番号が違う糸は編み地になると色の違いがはっきり出るので、セーター1枚分は同じロットでそろえてください。

同じロットかどうかはラベルのロット番号で見分けられますが、ロット番号の表示がない糸もあります。

途中で足りなくならないよう、少し余分にそろえておくのが当店のおすすめです。

どうしてもロットがそろわなかった糸は、襟ぐり・袖口・裾のような編み地を変えて編む部分に使うと、あまり目立ちません。

ロット番号や洗濯表示は買い足しや手入れで使う情報なので、ラベルは編み終えたあとも手元に残しておきましょう。

ポイント3.身頃と襟ぐりを編む棒針の号数とゴム編みの止め方

セーターを編む棒針は、本番の号数と、ゴム編み用に1号細い号数の2つでそろえます。

身頃とは、衣服の襟や袖などを除いた、からだの前と後ろを覆う部分のことです。

前身頃と後ろ身頃をまとめて、前後身頃と書くこともあります。

襟ぐりは、首回りに沿ってくりこんだ襟の線のことで、ネックラインとも呼ぶ部分です。

  • 玉付き2本針か長い輪針(本番の号数):身頃と袖を往復編み(行って戻ってをくり返し、段ごとに表と裏が入れ替わる編み方)で編む
  • 玉付き2本針か長い輪針(本番より1号細い号数):裾と袖口の1目ゴム編み(表目と裏目を1目ずつ交互にし、縦にそろえて並べた編み地)を編む(当店のおすすめ)
  • 4本針・5本針(本番より1号細い号数):襟ぐりの1目ゴム編みを輪編み(同じ方向にぐるぐると筒に編み、表側だけを見て編む編み方)で編む

本番の号数は、ラベルにある使用針の号数を目安に選んでみてください。

1目ゴム編み止めは、ゴム編みの伸縮性を生かせる、袖口と襟ぐりの編み終わりに使う止め方です。

編み終わりの目を止めるもう1つの方法の伏せ止めには、伸縮性がありません。

伏せ止めは、襟ぐりの中央の目を止めるときにも使います。

ポイント4.つなぐ・休めるときに使うとじ針と別糸を用意する

とじ針と別糸はパーツをつなぐときや目を預けておくときに、目数リングは目印に使います。

とじ針は、編み物の始末や、脇や袖のとじ合わせに使う針です。

  • はぎ:目と目をつなぐこと。肩のような横方向をつなぐ
  • とじ:段と段をつなぐこと。脇や袖下のような縦方向をつなぐ
  • すくいとじ:とじ針で、脇や袖下の段と段をつなぐとじ方。縫い目がほぼ見えない
  • かぶせはぎ:はぎの1つ。本記事では、棒針にかけたままの肩の目どうしを、中表に合わせてつなぐのに使う
  • 中表:2枚の編み地の表と表を合わせ、表側を内に包むように重ねること
  • 糸始末:糸端をとじ針で編み地の裏側にくぐらせて入れ込むこと
  • 糸をつける:新しい糸の端を少し残し、その糸で次の目から編み始めること

別糸は、編んでいる糸とは別に用意して、あとでほどいて抜くための糸です。

本記事の編み方では、別糸を目に通して目を休める(伏せずに一時的に預けておく)ときと、脇の下の位置に印をつけるときに使います。

目数リングは、編み始めの位置や、目を増やす・減らす場所に目印としてかける道具です。

襟ぐりを輪に編むときは、1周の始まりの目印にします。

手持ちのセーター1枚と試し編みから目数を出す手順

手持ちのセーター1枚と試し編みから目数を出す手順

次は、作り目の数を決める手順を解説します。

自分に合う大きさに編めるか不安でも、好きなサイズのセーターが手元に1枚あれば、目数は割り出せますよ。

幅は手持ちのセーターで測り、10cmあたりの目数は自分の試し編みで数えて、計算式に当てはめます。

高さは段数を計算せず、編みながら手持ちのセーターに重ねて決めるので、計算するのは幅の目数です。

取り上げる手順は、次の3つに分かれています。

  • 手持ちのセーターで身幅と襟ぐりの幅を測る
  • 試し編みを編んで自分の10cm分の目数を知る
  • 身頃と襟ぐりと肩の目数を式に当てはめる

3つの手順を順に進めれば、編み図がなくても自分の大きさの目数がそろいます。

順番に確認していきましょう。

ステップ1.手持ちのセーターで身幅と襟ぐりの幅を測る

測るのは、手持ちのセーターの身幅と襟ぐりの幅の2か所です。

サイズが気に入っている1枚を選び、肩が落ちた形のセーターがあれば優先して使います。

平らな台に置き、引っ張らずに次の2か所を測ってみてください。

  • 身幅:脇の下の高さで、左の脇から右の脇まで
  • 襟ぐりの幅:左右の肩の線の、襟側の端から端まで

手持ちのセーターの幅には着るときのゆとりも含まれているため、測った値をそのまま計算に使います。

ステップ2.試し編みを編んで自分の10cm分の目数を知る

自分の10cmあたりの目数を知るには、本番で使う毛糸と針で試し編みを編むのが確実です。

編み目の大きさのことをゲージといい、縦横10cmの中に何目・何段入るかで表します。

ゲージを確かめずに編み始めるとサイズが合わず、全部編み終えてから気づくこともあるため、試し編みは編み始める前に編んでください。

作り目は、編む糸と針だけで作れて伸縮性のある、指でかける作り目で始めることをおすすめします。

標準ゲージとは、ラベルの号数でメリヤス編みを編んだときに想定される、10cm四方の目数と段数のことです。

メリヤス編みとは、表目だけが見える編み地を指します。

  • 作り目の数を、標準ゲージの目数の1.5倍から2倍にする
  • メリヤス編みで15cm四方以上を編む
  • 端を避けた中央の10cmで、引っ張らずに目数を数える
  • 場所を変えて数か所数え、平均を出す
  • 半目は0.5目と数える
  • 本番のセーターを洗う予定なら、水に通して乾かしてから数える

ステップ3.身頃と襟ぐりと肩の目数を式に当てはめる

目数は「測った幅÷10×自分の10cmあたりの目数」で出します。

例えば、仮に試し編みの10cmが20目で、身幅が50cm、襟ぐりの幅が20cmだった場合で計算してみましょう。

  • 身頃の作り目:50÷10×20=100目
  • 襟ぐりの目数:20÷10×20=40目
  • 肩の目数:(100−40)÷2=30目ずつ

身頃の目数は、左右の肩の目数に襟ぐりの目数を足した数と同じです。

襟ぐりの40目は、工程2で、中央で止める目と左右で減らす目に分けて使います。

襟ぐりの左右で目を減らすときの方法は、2目を1目にまとめる2目一度です。

2目一度には右上2目一度と左上2目一度があり、どちらを使うかは工程2で示します。

計算した目数は、偶数にそろえてください。

平らに編む1目ゴム編みは、目数が偶数なら、どの段も表目1・裏目1のくり返しで編めば表目と裏目が縦にそろうためです。

拾い目とは、編み地の端や休めた目から新たに目を取ることを指します。

袖と襟ぐりの拾い目の数は、肩をつないだあとに身頃を測って、同じ式で出しましょう。

手編みセーターの編み方 前後身頃から襟ぐりまで5つの工程

セーターの各部と編む順番の図。前と後ろの身頃を同じ形で2枚編み、肩をかぶせはぎでつなぎ、身頃の端から袖を拾って編み、袖下と脇をすくいとじにして、襟ぐりを輪に拾って1目ゴム編みにする

続いて、手編みセーターを編み上げるまでの5つの工程を解説します。

本記事のセーターは、前後身頃を同じ形の四角に2枚編み、肩をつないでから身頃の端に袖を編み出す形です。

裾から肩へ編み上げるボトムアップの形で、前と後ろの身頃は同じ編み方を2回くり返します。

とじる場所は、袖下と脇の2か所です。

セーターには首から裾へ編むトップダウンのような形もあり、本記事では前後身頃を2枚編む形に絞って説明します。

工程が多い作品ほど、編んでいる途中でいまどこにいるのか迷いやすいですよね。

工程は次の5つです。

  • 前後身頃を裾から襟ぐりの底まで同じ形で2枚編む
  • 襟ぐりは中央の伏せ止めと左右の減らし目で作る
  • 肩をかぶせはぎでつないで身頃の端から袖を拾う
  • 袖下から脇へ続けてすくいとじでとじる
  • 襟ぐりを輪に拾ってゴム編みで仕上げる

工程ごとに何目で何をするかを先に見渡しておけば、編み進める中でも次の作業を見失いません。

1つずつ見ていきましょう。

工程1.前後身頃を裾から襟ぐりの底まで同じ形で2枚編む

前後身頃は、裾のゴム編みから襟ぐりのいちばん下まで、増減なしの四角に編みます。

  • 1号細い針に、指でかける作り目で身頃の目数を作る
  • 裾を1目ゴム編みで編む(どの段も表目1・裏目1)
  • 裾をそろえて手持ちのセーターに重ね、裾のゴム編みと同じ長さになったら本番の針に替える
  • メリヤス編みで増減なしに編み進める
  • 脇の下の高さに来た段で、左右の端の目に別糸を結んで印にする
  • 前の襟ぐりのいちばん下の高さまで編み、裾からの段数を書きとめる

身頃の途中で糸がなくなったときは、端で新しい糸とゆるく結んでおき、あとで結び目をほどいてとじ針で始末します。

工程2.襟ぐりは中央の伏せ止めと左右の減らし目で作る

襟ぐりは、中央の目を伏せ止めにしてから、左右を片側ずつ減らして肩まで編みます。

  • 襟ぐりのいちばん下の段で、襟ぐりの目数のおよそ半分を中央で伏せ止めにする
  • 片側の目を別糸に通して休める
  • もう片側を、2段ごとに襟側の端の1目内側で2目一度にして1目ずつ減らす
  • 襟側が段の始めなら右上2目一度、段の終わりなら左上2目一度にする
  • 伏せ止めで残った襟ぐりの目の半分を減らしたら、増減なしで編む
  • 手持ちのセーターに重ね、肩の線の高さに来たら肩の目を別糸に通して休める
  • 休めた側を針に戻し、襟側の端に糸をつける
  • 同じ回数減らして肩まで編み、肩の目を別糸に通して休める
  • 段数と減らした回数を書きとめ、2枚目も同じ段数と回数で、裾から肩まで編む

減らし終える前に肩の高さに来たときは、減らし終えるまで編んでから肩の目を休めます。

工程3.肩をかぶせはぎでつないで身頃の端から袖を拾う

袖は、肩をつないだ身頃の端から目を拾い、増減なしでまっすぐ編みます。

  • 前後身頃の肩の目を針に戻し、中表に合わせてかぶせはぎにする
  • 前の印から肩のはぎ目を通って後ろの印までを測り、拾い目の数を出す
  • 前の印から肩のはぎ目まで、肩のはぎ目から後ろの印までで、前と後ろから半分ずつ表を見て拾う
  • メリヤス編みで増減なしに編む
  • 身頃を肩にかけて袖を腕に沿わせ、袖口のゴム編みの分を残した手首の手前で1号細い針に替える
  • 袖口を1目ゴム編みで編み、手持ちのセーターの袖口と同じ長さで1目ゴム編み止めにする
  • 段数を書きとめ、反対の袖も同じ段数で編む

工程4.袖下から脇へ続けてすくいとじでとじる

とじは左右それぞれ、袖口から裾まで1本の線で続けて行います。

  • 作品と同じ糸をとじ針に通す
  • 袖口から脇の下の印まで、袖下をすくいとじでとじる
  • 続けて、脇の下の印から裾まで脇をとじる
  • 印の別糸をほどいて抜く
  • 反対側も同じ順でとじる

とじの途中で糸が足りなくなったら、とじ終えたところで糸端を残して切り、新しい糸をとじ針に通して続きからとじます。

糸端はどちらも、あとで糸始末をしてください。

工程5.襟ぐりを輪に拾ってゴム編みで仕上げる

襟ぐりは、肩をつないでできた輪から目を拾い、1目ゴム編みを輪に編んで仕上げます。

  • 襟ぐりの周りを引っ張らずに測り、式で拾い目の数を出して偶数にする
  • 1号細い4本針・5本針で、肩のはぎ目から表を見て襟ぐりの周りの目を拾う
  • 目数リングを、1本目の針にかかった最初の目と次の目のあいだにかけ、1周の始まりの印にする
  • 1目ゴム編みを輪に編む
  • 手持ちのセーターの襟に重ね、同じ長さになったら1目ゴム編み止めにする
  • 残った糸端を糸始末する
  • ラベルで温度と注意を確かめ、スチームアイロンを編み地から3〜4mm浮かせて当てる

セーターを編む前と編んだあとの3つの注意点

セーターを編む前と編んだあとの3つの注意点

編み方の次は、糸を選ぶ段階と、編み上げてからの手入れで気をつけたいことを紹介します。

時間をかけて編み上げた1枚だからこそ、洗濯で縮めたり干し方で伸ばしたりするのは避けたいですよね。

縮み・伸び・毛玉の3つは、洗濯表示を見ること、平らに干すこと、こまめな手入れで防げます。

取り上げる注意点は次の3つです。

  • 縮ませないために洗濯表示を編み始める前に見ておく
  • 洗ったあとはハンガーにかけず平らに置いて干す
  • 脇と袖の内側にできる毛玉はこまめに手入れする

3つを知っておけば、手編みのセーターを長く気持ちよく着られます。

1つずつ取り上げていきましょう。

注意1.縮ませないために洗濯表示を編み始める前に見ておく

洗えるかどうかは毛糸によって違うため、洗濯表示は糸を選ぶときに確かめておきましょう。

防縮加工をしたウールは家庭でも洗えますが、加工をしていないウールは家で洗うのに向きません。

ただし、防縮加工と書かれているだけで洗濯機で洗えるとは限らないので、洗い方はラベルの洗濯表示で確かめてみてください。

ウールの表面は、うろこのような形のスケールに覆われています。

水・熱・摩擦・アルカリが加わるとスケールが開き、繊維どうしが絡み合って戻らなくなることが、縮む理由です。

洗濯表示で、おけの記号に×が付いていれば家庭での洗濯はできません。

なお、毛糸のラベルには洗濯表示が載っていないものもあります。

家庭で洗える糸でも、洗剤は中性のものを選び、水温は30℃以下で、洗い始めからすすぎまで同じ温度を保つのが当店のおすすめです。

縮んだニットは元の大きさに戻らないため、洗う前の確認を習慣にしてみてください。

注意2.洗ったあとはハンガーにかけず平らに置いて干す

洗ったセーターは、ハンガーにかけずに平らな場所で干しましょう。

ハンガーで干すと、水を含んだ重みで肩・着丈・袖丈が下に引っ張られ、縦に伸びるためです。

脱水が足りないほど、重みで伸びやすくなります。

脱水が終わったら、すぐに取り出して干してみてください。

洗濯表示に、横線を1本引いた四角の記号があれば、平干しにする指定です。

干すときは、すのこのような平らな板に広げて洗う前の形に整え、日陰で乾かします。

毛のような動物性の繊維は日光の紫外線に弱く、日なたに干すと黄ばんだり色が薄くなったりするためです。

注意3.脇と袖の内側にできる毛玉はこまめに手入れする

毛玉は脇や袖の内側のようにこすれやすい場所にできるので、着たあとの手入れで防ぎます。

毛玉ができるのは、こすれて表面に出た細かな毛羽が、互いに絡まって丸まるためです。

着たあとに洋服ブラシで毛並みに沿って一定方向にブラッシングし、同じセーターを続けて着ないようにすると、毛玉を防げます。

洗うときは、裏返して洗濯ネットに入れてみてください。

できてしまった毛玉は、手でむしると同じ場所にまた毛玉ができるので、生地を平らに伸ばしてハサミで根元だけを切りましょう。

セーターの編み図と毛糸についてよくある質問

セーターの編み図と毛糸についてよくある質問

最後に、セーターの編み図や毛糸について出てきやすい疑問に答えます。

1枚編み上げたあと、次は本の編み図で好きなデザインのセーターを編んでみたくなる人もいますよね。

編み図の読み方と、指定と違う条件で編むときの合わせ方を知っておくと、編み図のセーターにも進めます。

質問は次の4つです。

  • 編み図の略語と「2-1-4」のような数字はどう読む?
  • 編み図のゲージと試し編みの目数が合わないときは?
  • 編み図と違う毛糸で編んでもいい?
  • セーター1枚に毛糸は何玉そろえればいい?

答えを知っておけば、編み図の数字や玉数で手が止まりにくくなります。

順番に見ていきましょう。

質問1.編み図の略語と「2-1-4」のような数字はどう読む?

編み図の減らし目の数字は、「段・目・回」の順に読みます。

ハマナカの編み図で使われる略語は、次のとおりです。

略語 意味
作る 作り目
拾う 拾い目
増 増し目(目数を増やす)
減 減らし目
伏 伏せ目(本記事の伏せ止め)
休 休み目(別糸に通して休めた目)
平 増減なく編み進む

ハマナカの編み図では、太字の数字が寸法(cm)を表します。

例えば「2-1-4」は、2段ごとに1目を4回減らすという意味です。

日本の棒針編みの編み図は編み地を表から見た状態で描かれているので、裏を見て編む段では、記号を裏返して読み替えます。

質問2.編み図のゲージと試し編みの目数が合わないときは?

編み図の指定ゲージと比べて自分の目数が多ければ号数を上げ、目数が少なければ号数を下げて、試し編みをやり直します。

目数が多いのは編み目が小さい(きつい)ため、少ないのは編み目が大きい(ゆるい)ためです。

針を替える幅は、1号ずつとする考え方と、1〜2号とする考え方があります。

段の数だけが合わないときは、横幅を決める目数を先に合わせ、段は編みながら長さで合わせるのが基本です。

ただし、減らし目で形を作る部分は段数が形を決めるため、長さだけでは合わせきれません。

質問3.編み図と違う毛糸で編んでもいい?

編み図と違う毛糸でも、指定糸に近い太さの糸を選べば編めます。

編み図で指定されている糸は指定糸、指定糸の代わりに使う糸は代用糸です。

太さは、ポイント1と同じく1玉の重さと長さを見比べて確かめてみてください。

ただし、ふくらみのある糸は、重さと長さから想像する太さとゲージが食い違うことがあります。

必要な量は、指定糸の玉数を長さ(m)に直して合計し、代用糸1玉の長さで割って見当をつけましょう。

編む前には代用糸で試し編みをして、質問2の方法でゲージを合わせます。

質問4.セーター1枚に毛糸は何玉そろえればいい?

必要な玉数は作品ごとに違います。

編み図で編むなら指定の玉数を確かめ、違う糸を使うときは質問3のように長さで置き換えて考えましょう。

Knit Shelfでは、作品に要る玉数を店員に相談できます。

編み図を使わずに本記事の形で編むときは、選んだ糸と手持ちのセーターの大きさを伝えて、相談してみてください。

セーターの毛糸を見比べて玉数も聞ける下北沢のKnit Shelf

下北沢のKnit Shelfは、セーターに使う毛糸を実物で見比べながら選べる毛糸店です。

DARUMA、ハマナカ、内藤商事、sawada itto、taiyo-keito、itobatake、KnitWit、丸安毛糸の60(ろくまる)を扱っています。

太さや手ざわりは銘柄によって違うため、気になる糸を実際に触って比べてみてください。

店頭には店員がいて、糸選びやセーターに要る玉数の相談もできます。

編み方に迷ったときの相談も、気軽に持ちかけてみてくださいね。

身頃を何段も編み続けて、終わりが見えないように感じる日もありますよね。

編み物スペースを備えた店内では、当店で買った毛糸で編むのも、家で編んでいた途中の作品を進めるのも自由です。

毛糸を買わなくても使え、予約もいりません。

項目 内容
住所 〒155-0033 東京都世田谷区代田6-6-1 TOKYU REIT下北沢スクエア3階
アクセス 井の頭線 下北沢駅西口北側から徒歩2分
営業時間 11:00〜17:00
定休日 不定休
Instagram @knitshelf

お休みの日は月ごとに変わるため、来店の前に@knitshelfの投稿でお知らせを確かめてみてください。

まとめ

前後身頃を同じ形で2枚編み、肩をつないで袖を拾う形なら、はじめてのセーターでも工程を見渡せます。

毛糸は同じロットでそろえ、目数は手持ちのセーターの幅と試し編みから出しましょう。

編む順番は、身頃2枚、肩、袖、袖下と脇、襟ぐりです。

編む前に洗濯表示を確かめ、洗ったら平らに干してみてください。

下北沢のKnit Shelfでは、編みかけのセーターを持ち込んで、店内の編み物スペースで編めます。

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