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毛糸の色の選び方|編みやすい明るさ・色が混ざる糸・ロットの注意

白い布の上の生成り・紺・ピンク・色が移り変わる毛糸玉に「毛糸の色の選び方 編みやすい明るさ・色が混ざる糸・ロットの注意」の文字

作りたい物は決まったのに、毛糸の色だけがなかなか決まらないことはありませんか。

色に迷ったときは、仕上がりの見栄えを取るか、編み目の見やすさを取るかを先に決めると、選ぶ色の明るさが決まります。

本記事で取り上げるのは、明るさでの選び方と、1本の中で色が混ざる毛糸の例、色の組み合わせ方の1つである引き揃えです。

同じ色を買い足すときに気をつけたいロットの見方と、色の差への備え方もまとめました。

色を決める手がかりが増え、買い足した糸の色が合わないという失敗も防ぎやすくなりますよ。

毛糸の色を選ぶ軸は編みやすい明るさと仕上がりの見栄え

毛糸の色は明るさで選ぶ。明るい色は編み目が見やすく、濃い色は仕上がりの見栄えがよい

編み目の見やすさなら明るい色や薄い色、仕上がりの見栄えなら濃い色が向いています。

好きな色が濃い色で、はじめてでも編めるのか迷っている人もいますよね。

黒やネイビーなどの濃い色は、編み目が見えにくいぶん、はじめて編む人には難しい色です。

明るい色や薄い色を選べば、編み目がよく見えます。

はじめての1作には、並太(毛糸の太さの区分の1つ)のウールで、明るめの色を選ぶのがおすすめです。

一方で、濃い色には仕上がりの見栄えがよいという持ち味があります。

濃い色が好きなら、仕上がりの見栄えを取る選び方として、思いきって選んでみてください。

段染めやミックスカラーなど1本の中で色が混ざる毛糸

1本の中で色が混ざる毛糸がある。呼び名はいろいろで、もく糸は色の違う糸をより合わせた糸、色の入り方は糸ごとに違う

毛糸には、1本の糸の中で色が変わったり混ざったりするものがあります。

通販の画面や毛糸売り場で色が混ざった糸を見かけても、編んだらどうなるのかは想像しにくいですよね。

色が混ざる糸には、段染め、グラデーション、ミックスカラー、マルチカラーといった呼び方があります。

ただし、どの呼び方にも統一された定義はなく、意味が重なったまま使われるのが実情です。

一方、もく糸は、色の違う糸を2〜3本より合わせてまだらな色に見せた糸で、手編みの毛糸にも使われています。

一例として、sawada itto の Lumelt(ルメルト)は、配色を考えなくてもさまざまな色が現れる糸です。

色が混ざる毛糸の例で見る糸ごとの色の入り方

色の入り方は糸ごとに違う。色数は商品ページの色見本で確かめ、通販の画像は実物と色味に誤差が出る場合がある

色が混ざる毛糸でも、色の入り方は糸ごとに違います。

ミックスカラーの毛糸が欲しくても、どんな糸があるのかを知らないまま探すのは大変ですよね。

下の表に並べたのは、商品ページに色の入り方の説明がある毛糸の例です。

色が混ざる糸の種類を、すべて並べたものではありません。

ブランド 糸 色の入り方 品質 重さと長さ 使用針
DARUMA ほんのりグラデーションウール 同系色に染めたウールを重ね合わせ、色の近いグラデーションにした糸 ウール90%・キッドモヘヤ10% 30g(約70m) 棒針7〜9号・かぎ針7/0〜8/0号
DARUMA GEEK 糸の芯と、吹き出ているウールアルパカの繊維の色を変えた糸。糸と編んだ状態で見え方が違う ウール56%・ポリエステル30%・アルパカ14% 30g(約70m) 棒針12〜13号・かぎ針9/0〜10/0号
ハマナカ ディーナ 10色をミックスした、複雑なタッチのグラデーション ウール74%、アルパカ14%、ナイロン12% 40g玉巻き(約128m) 棒針6〜7号/かぎ針5/0号
内藤商事 エブリデイプリント 編み進むごとに、段染めならではの色が変化していく アクリル100% 100g玉巻き 約250m 棒針6〜7号 かぎ針6/0号
内藤商事 エブリデイストライププリント 自然なグラデーションが、作品に深みと動きを加える アクリル100% 100g玉巻き 約165m 棒針10〜12号 かぎ針8/0号
内藤商事 エブリデイマルチカラーツイード ネオンカラーのネップ(繊維がからみ合ってできた小さな塊)が入った糸 アクリル91%ビスコース7%ポリエステル2% 100g 約165m 棒針10号 かぎ針8/0号
sawada itto Lumelt(ルメルト) 4色が混ざり合い、編み進めると色が移り変わっていく ウール(防縮)68% ナイロン32% 約100g(約305m) 棒針2号・3号・4号 かぎ針2/0号・3/0号・4/0号
sawada itto moo(ムー) 4本の糸の中で色を配色し、単色では表現できない深みのある色味にした糸 ウール66% ナイロン34% 40g(約126m) 棒針3号・4号 かぎ針5/0号・6/0号

色数は糸ごとに違うため、各糸の商品ページの色見本で確かめてみてください。

糸の通販の商品画像は、モニターの設定や特性によって、実物と色味に誤差が出る場合があります。

Lumelt と moo なら、色味を確かめるための糸見本も買えるので、気になる色があれば取り寄せてみてください。

毛糸の色を引き揃えで組み合わせる方法

違う色の毛糸を引き揃えで編む流れ。2玉を用意し、1本ずつ出して重ねて編む。試し編みで太さとゲージを確かめる

引き揃えで違う色の毛糸を一緒に編むのも、色を組み合わせる方法の1つです。

手持ちの毛糸の色を組み合わせてみたいとき、どこから始めればいいのか迷いますよね。

2色で編むときは、違う色の毛糸を2玉用意します。

2玉からそれぞれ糸を1本ずつ引き出し、重ねた2本を1本の糸と同じように扱って編んでみてください。

呼び方としては、同じ糸2本なら二本どり、違う糸の組み合わせなら引き揃え、と分ける整理が広く使われています。

ただし、二本どりと引き揃えの呼び分けは確立したものではありません。

表で紹介した moo は、シンプルな糸と引き揃えて使うのもおすすめの糸です。

引き揃えで編むときは、次の3点に気をつけてみてください。

  • 糸が太くなる度合いに決まった基準はないので、本番の前に試し編みで太さとゲージ(編み目の大きさ)を確かめる
  • 種類の違う糸を組み合わせるとたるみが出ることがあるので、1本ずつ糸玉から引き出しながら編む
  • 1本どりより使う糸の量が増えるので、毛糸は多めに用意する

ロットによる毛糸の色の差に備える3つのポイント

ロットによる色の差に備える3つのポイント。ラベルで色番とロットを見分ける、1作品分を同じ時期にまとめて買う、編み始めに編み地で色の差を見る

次に取り上げるのは、毛糸のロットによる色の差と、差に備える方法です。

同じ色番の毛糸でも、ロットが違うと色が少し違うことがあります。

糸は染めるたびに微妙な色の差が出るので、ロットの違う糸を編みつないだところに色の段差ができることも珍しくありません。

毛糸玉を並べたときには気づかなかった差が、編み地になってからはっきり出ることもあります。

途中で糸が足りなくなり、買い足した糸で編んだら色が違って見えて、がっかりした経験はありませんか。

色の差に備えるポイントは、次の3つです。

  • ラベルで色番とロットを見分ける
  • 1作品に要る分を同じ時期にまとめて買う
  • 買い足した糸は編み始めに色の差を確かめる

3つを知っておくと、買い足した糸で色の段差を作ってしまう失敗を減らせます。

1つずつ見ていきましょう。

ポイント1.ラベルで色番とロットを見分ける

毛糸のラベルでは、色番とロットを分けて見ます。

色番は、色ごとに決められた識別番号です。

ロットは、糸を染めた釜を見分けるための記号で、同じ色番の糸にもいくつものロットがあります。

ハマナカの糸なら、ラベルの色番の横に書かれたアルファベットがロットです。

ロット番号をラベルに書くことは法律で決められておらず、書かれていない糸もあります。

ロットによる色の差は、不良品とは別のものです。

買い足す前に、手元の糸のラベルで色番とロットを確かめてみてください。

糸を使い切ったあともラベルを捨てずに取っておけば、色番とロットを確かめられます。

ポイント2.1作品に要る分を同じ時期にまとめて買う

1作品に要る分の毛糸は、できるだけ同じ時期にまとめて買っておきます。

買う間隔が空くほど、同じロットの糸が見つからないことがよくあるためです。

足りなくなるのが心配なら、少し多めに買っておきましょう。

ロットが違っても、目で見てほとんど差のわからない糸も少なくありません。

そろわなかった糸は、襟や袖口、裾など、ほかと編み方を変える部分に回すと、別のロットでも目立たない場合が多くあります。

ポイント3.買い足した糸は編み始めに色の差を確かめる

新しく買った糸を編みつなぐときは、編み始めの編み地で色の差がないかを見ておきましょう。

同じロットの糸でも、時間がたつと色の差が出ることがあります。

原因の1つは、太陽光や蛍光灯による色あせです。

変わり方の度合いは、糸の保管のしかたによっても違います。

毛糸を手に取り糸選びも相談できる下北沢のKnit Shelf

下北沢のKnit Shelfでは、毛糸を手に取って糸選びを店員に相談でき、1玉から買え、編み物スペースに作品を持ち込める

下北沢にあるKnit Shelfでは、扱っている毛糸を手に取りながら、糸選びを店員に相談できます。

毛糸を1つに決めるとき、一人だと迷いが残ることもあるものです。

扱っている毛糸の銘柄には、DARUMA、ハマナカ、内藤商事、sawada itto、taiyo-keito、itobatake、KnitWit、丸安毛糸の60(ろくまる)があります。

[hus:](フース)は、Knit Shelfの姉妹店です。

当店では、毛糸を1玉から買えます。

糸選びに迷ったら、何玉あれば足りるかも含めて、店員に聞いてみてください。

家で編み進めてきた作品を持ち込む日も、当店の毛糸を使う日も、編み物スペースを店内で使えます。

毛糸を買う予定のない日も、手元の作品を持参すれば利用してかまいません。

項目 内容
住所 〒155-0033 東京都世田谷区代田6-6-1 TOKYU REIT下北沢スクエア3階
アクセス 井の頭線 下北沢駅西口北側から徒歩2分
営業時間 11:00〜17:00
定休日 不定休
Instagram @knitshelf

お休みの日は、来店の前に@knitshelfの投稿をのぞいて確かめてみてください。

まとめ

毛糸の色選びの軸は、編み目の見やすさなら明るい色、仕上がりの見栄えなら濃い色です。

1本の中で色が混ざる毛糸は、糸ごとに色の入り方が違います。

違う色の毛糸の引き揃えも、色を組み合わせる1つの方法です。

ロットによる色の差に備えて、1作品分はまとめて買い、買い足した糸は編み始めに確かめましょう。

下北沢のKnit ShelfはDARUMAやハマナカなどの毛糸を扱い、店内では編みかけの作品も編めます。

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