毛糸のシュシュはかぎ針で編める?3つの編み目でヘアゴムに編む手順

SNSで見かけた毛糸のシュシュを作りたいのに、ヘアゴムへの編みつけ方がわからず、手を出せずにいませんか。
本記事で紹介するのは、かぎ針でヘアゴムに直接編みつけて作る方法です。
1段めでヘアゴムを包みながらくさり編みの輪(ループ)を作り、2段めで別の糸を使ってループに細編みを編みます。
編み目は、くさり編み・細編み・引き抜き編みの3つです。
読み終えるころには、ヘアゴムに糸をつけるところから糸始末まで、自分の手で進められます。
毛糸のシュシュに使うヘアゴムと毛糸とかぎ針の選び方

毛糸のシュシュを編む前にそろえるのは、ヘアゴム・毛糸・かぎ針の3つと、とじ針・はさみです。
家にある毛糸で編めるのか、新しく買うなら何を選べばよいのか、迷う人も多いですよね。
選ぶときのポイントを、3つに分けて並べました。
- ヘアゴムは輪になっていて結び目のない太めのものを選ぶ
- 毛糸は太さが一定の並太を選び2段めに使う糸も用意する
- かぎ針は毛糸のラベルで号数を選びとじ針もそろえる
道具をそろえてから編み始めれば、途中で買い足しに行かずに済みます。
1つずつ見ていきましょう。
ポイント1.ヘアゴムは輪になっていて結び目のない太めのものを選ぶ
シュシュの土台にするヘアゴムは、結び目のない輪のもので、太めのものを選びましょう。
本記事のシュシュは、輪になったヘアゴムに毛糸を直接編みつけて作ります。
ヘアゴムの大きさは、手首に当てたり、ふだん使っているヘアゴムと重ねたりして決めてみてください。
ポイント2.毛糸は太さが一定の並太を選び2段めに使う糸も用意する
毛糸は、太さとよりが一定の並太がおすすめです。
よりとは、繊維や糸をねじってからみ合わせることを指します。
ヘアゴムを毛糸で包むように編むため、細すぎる糸ではゴムを包みきるのが大変です。
また、毛足の長いファーヤーンだと、編むのが難しいので上級者に向きます。
2段めに使うのは、1段めとは別の糸です。
別の糸といっても、同じ色の糸でかまいません。
明るい色や薄い色の糸を選ぶと、編み目が見やすくなります。
濃い色の糸は、仕上がったときの見栄えのよさが持ち味です。
編み目を見ながら編みたいなら明るい色、見栄えを優先するなら濃い色を手に取ってみてください。
ポイント3.かぎ針は毛糸のラベルで号数を選びとじ針もそろえる
かぎ針の号数は、使う毛糸のラベルを見て選びましょう。
ラベルには、糸ごとに合う針の号数を示す欄があります。
どの号数にするか迷うときは、糸を買う店でたずねてみてください。
毛糸刺しゅうや編み物の始末に使う針が、とじ針です。
シュシュでは、最後に糸端を始末するときにとじ針を使います。
糸を切るはさみも、手元に置いておきましょう。
かぎ針編みのシュシュで使う細編みと引き抜き編み

本記事で紹介する、ヘアゴムに編みつけて作るシュシュは、くさり編みに細編みと引き抜き編みを加えた3つの編み目で編めます。
くさり編みは試したことがあっても、細編みや引き抜き編みの手の動きはまだあやふや、という人もいますよね。
本記事では、くさり編みは編めるものとして、残りの2つの手の動きを説明します。
取り上げる編み目は、次の2つです。
- 細編みで1段めと2段めを編む
- 引き抜き編みで段の終わりをつなぐ
2つの動きを先に確かめておくと、編み方の手順を読みながら手を動かしやすくなります。
なお、説明の中の「目」は編み目1つ、「段」は一周分の編み目のことです。
順に見ていきましょう。
編み目1.細編みで1段めと2段めを編む
細編みは、シュシュの1段めと2段めのどちらでも使う編み目です。
1段めはヘアゴムに、2段めはくさりのループに、細編みを編みつけます。
まず、編みつける場所に針を入れてください。
針に糸をかけて、手前に引き出します。
針にかかるループは、引き出した時点で2つです。
もう一度針に糸をかけ、2つのループを一度に引き抜いてください。
細編みが1目編めました。
立ち上がりとは、段の始めに編むくさり編みのことです。
細編みの段の立ち上がりはくさり1目で、目の数には数えません。
編み目2.引き抜き編みで段の終わりをつなぐ
引き抜き編みは、シュシュでは段の終わりを同じ段の1目めにつなぐのに使います。
目の頭とは、細編みの上に並ぶ、くさりのような2本の糸のことです。
段の終わりでは、1目めに編んだ細編みの頭へ引き抜き編みを編みます。
引き抜く細編みの頭の、2本の糸の下に針を入れてください。
針に糸をかけ、目と針にかかったループに一度に通して引き出します。
毛糸のシュシュのボリュームは1段めのくさりの数で決める

シュシュのふんわり感は、1段めのループを作るくさり編みの数で変えられます。
1段めは、ヘアゴムを包む細編み1目と、くさり編みのループが交互に並ぶ段です。
くさりの数を増やすとループが長くなり、シュシュがふんわりします。
目数がわからないまま編んで、クシュクシュせずに平らな輪になってしまうこともありますよね。
最初のくさりの数は、数字で決めなくてかまいません。
まずは好みの数でくさりを編み、次の細編みをヘアゴムに編みつけて、ループを1つ作ってみてください。
ふんわり感が足りなければ、ループをほどいて、くさりの数を増やします。
数が決まったら、1つのシュシュの中ではどのループもくさりの数をそろえてください。
ループをいくつ作るかも、数えずに編みながら決めていきます。
目安は、ヘアゴムが一周隠れるところまでです。
編み方は、次の手順の中で説明します。
かぎ針でヘアゴムに編みつけるシュシュの編み方5つの手順

シュシュの編み方は、1段めを3つ、2段めを2つの手順に分けると、順番に追いやすくなります。
写真がないと、ヘアゴムのどこに針を入れればよいのか、最初の1目で手が止まりやすいものです。
本記事では、手の動きを文章だけで追えるように、5つの手順を並べました。
- ヘアゴムに1段めの糸をつけて立ち上がりのくさりを編む
- ヘアゴムを包む細編みとくさりのループをくり返す
- 細編みの頭の向きをそろえてから1段めをつなぐ
- 2段めは別の糸をつけてループに細編みを2目ずつ編む
- 2段めを引き抜いて止め4本の糸端を始末する
今どの手順にいるかがわかるので、途中で手が止まっても続きから再開しやすくなります。
1つめの手順から見ていきましょう。
ステップ1.ヘアゴムに1段めの糸をつけて立ち上がりのくさりを編む
1段めは、ヘアゴムに糸をつけ、くさりを1目編んで立ち上がるところから始めます。
毛糸は、糸玉の内側の糸端を引き出して使いましょう。
外側の糸端から使うと、糸玉が転がって編みにくくなります。
糸端は、あとでとじ針で糸始末できる長さを残して持ってください。
糸玉につながる糸は、ヘアゴムの向こう側に置きます。
ヘアゴムの輪の手前から向こうへ針を入れてください。
ゴムの向こう側で、針に糸をかけます。
かけた糸を、ゴムの手前まで引き出してください。
ゴムに糸をつけたところは、目の数に入れません。
糸がついたら、くさり編みを1目編んで、1段めの立ち上がりにします。
ステップ2.ヘアゴムを包む細編みとくさりのループをくり返す
立ち上がりを編んだら、細編みでヘアゴムを包み、くさりでループを作る動きを交互に続けます。
細編みで針を入れる向きは、糸をつけたときと同じです。
輪の手前から針を入れ、針先をゴムの向こう側へ出します。
向こう側で糸をかけたら、手前まで引き出してください。
引き出したところで、針にかかったループは2つです。
さらに糸をかけ、針の2つのループをまとめて引き抜きます。
編めた細編みがヘアゴムを包んでいれば、1目めは完成です。
細編みに続けて、くさり編みを好みの数だけ編んでください。
くさりを編んだら、同じ手の動きで、ヘアゴムに次の細編みを編みつけます。
ループが1つできるのは、次の細編みを編みつけたところです。
1つめのループでふんわり感を確かめ、くさりの数を決めてから先へ進みましょう。
2つめからは、くさり編みと、ヘアゴムに編みつける細編み1目を交互にくり返します。
くり返す途中で、編んだ細編みをときどき編み始めの側へ寄せてください。
細編みを寄せて詰めておくと、すき間からヘアゴムが見えにくくなります。
ループの数は数えずに、ヘアゴムが一周隠れるまでくり返しましょう。
ステップ3.細編みの頭の向きをそろえてから1段めをつなぐ
1段めをつなぐ前に、細編みの頭がすべてヘアゴムの同じ側に並んでいるかを確かめましょう。
頭の向きを見れば、輪がねじれていないかがわかります。
向きがそろっていなかったら、ほどいてやり直してみてください。
頭がそろっていたら、最後のループを編み終えたところで、1段めをつなぎます。
針を入れるのは、ゴムに糸をつけたところではなく、ヘアゴムに最初に編みつけた細編みの頭です。
頭の2本の糸の下に針を入れ、引き抜き編みを1目編んでください。
つないだら、糸端を残して1段めの糸を切ります。
糸を切ったら、針に残っている目から糸端を引き出してください。
糸端を引き出しておけば、編み目がほどけずに止まります。
ステップ4.2段めは別の糸をつけてループに細編みを2目ずつ編む
2段めは別の糸をつけ、1段めのループに細編みを2目ずつ編んでいきます。
束(そく)に拾うとは、くさりの目に針を入れずに、くさり編みを丸ごとすくって編むことです。
2段めの細編みは、すべてループを束に拾って編みます。
糸をつける場所は、どのループでも大丈夫です。
糸をつけたいループに針を入れてください。
針に2段めの糸をかけ、手前に引き出します。
続けてくさりを1目編み、2段めの立ち上がりにしてください。
2段めの最初の細編みは、糸をつけたのと同じループに編みます。
1つのループには、細編みを2目ずつ編んでください。
一周のループに2目ずつ編めたら、2段めの終わりです。
ステップ5.2段めを引き抜いて止め4本の糸端を始末する
2段めを引き抜き編みでつないで止めたら、4本の糸端を糸始末して仕上げます。
糸始末とは、残った糸端をとじ針で編み地の中へ通し、目立たないようにすることです。
2段めで最初に編んだ細編みの頭を見つけ、2本の糸の下に針を入れます。
引き抜き編みを1目編んで、2段めを輪につなぎましょう。
つないだら、糸端を残して2段めの糸を切ってください。
切ったあとも、1段めと同じく、針の目から糸端を引き抜いておきましょう。
糸端は、1段めの始めと終わり、2段めの始めと終わりの4本あります。
糸端をくぐらせる先は、ゴムを包む1段めの細編みではなく、2段めの細編みにするのが当店のおすすめです。
2段めにくぐらせておけば、ゴムを伸ばしたときにも糸端が抜けにくくなります。
3〜4cmほどくぐらせたら、残った糸端をはさみで切りましょう。
4本とも始末し終えたら、毛糸のシュシュのできあがりです。
毛糸を触って比べられ編みかけも編める下北沢のKnit Shelf

下北沢の毛糸店Knit Shelfなら、シュシュの毛糸を選ぶときに、実物を触って比べられます。
Knit Shelfが扱う毛糸の銘柄は、DARUMA、ハマナカ、内藤商事、sawada itto、taiyo-keito、itobatake、KnitWit、丸安毛糸の60(ろくまる)です。
糸選びに迷ったときや、シュシュ1つに何玉要るか知りたいときは、店員に聞いてみてください。
毛糸は1玉から買えます。
途中で手が止まったまま、編みかけになっているシュシュはありませんか。
編み方に迷ったときも、店頭の店員に相談してみてください。
当店で買った毛糸で編むときも、手持ちの編みかけを持ち込んだときも、店内にある編み物スペースで編めます。
毛糸を買わずに、作品を持ち込むだけでもかまいません。
編み物スペースは、予約しなくても使えます。
住所・営業時間などは、表にまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 住所 | 〒155-0033 東京都世田谷区代田6-6-1 TOKYU REIT下北沢スクエア3階 |
| アクセス | 井の頭線 下北沢駅西口北側から徒歩2分 |
| 営業時間 | 11:00〜17:00 |
| 定休日 | 不定休 |
| @knitshelf |
休みは月によって曜日が変わるため、出かける日が決まったら@knitshelfで最新の休みを見てみてください。
まとめ
本記事で紹介した、ヘアゴムに編みつける作り方なら、毛糸のシュシュは3つの編み目で編めます。
用意するのは、結び目のない太めのヘアゴムと、太さとよりが一定の毛糸(おすすめは並太)などです。
ふんわり感は1段めのくさりの数で決め、ループはヘアゴムが一周隠れるまで編みます。
2段めは別の糸で細編みを2目ずつ編み、糸端は2段めにくぐらせましょう。
編みかけは、毛糸を買わずにKnit Shelfの店内で編めます。