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毛糸の問屋で個人も買える?卸売と小売の分け方と東京の問屋街の特色

毛糸の問屋で個人も買える?卸売と小売の分け方と東京の問屋街の特色

毛糸の問屋で個人も買えるのか、東京ならどの街へ行けばいいのか、名前だけではつかめません。

問屋街の店や問屋を名乗るサイトが個人に売るかどうかは、店やサイトによって違います。

本記事では、卸売業と小売業の分け方と、個人が問屋で買う前に確かめる3つのことをまとめました

東京の問屋街からは、浅草橋・蔵前周辺や横山町・馬喰町の新道通り、日暮里繊維街の3つを取り上げます。

下北沢の毛糸店も、あわせて紹介しました。

問屋を探しに出る前に、何をどこで確かめればいいかがわかります。

毛糸の問屋を探す前に知る卸売業と小売業の分け方

毛糸の問屋を探す前に知る卸売業と小売業の分け方

日本標準産業分類の定めが最初に挙げる2つの業務では、卸売業と小売業は、誰に売るかと産業用使用者に売る量や金額で分かれます

日本標準産業分類は、統計のために事業所を分けた分類です。

令和5年7月改定の分類は、政府統計の総合窓口(e-Stat)で読めます。

問屋と普通の店の違いを、値段の差や一般の客が断られるかどうかだと考えて、探し始めた人も少なくありません。

卸売業の定めも小売業の定めも、「主として次の業務を行う事業所」という言葉で始まります。

「主として」とあるとおり、分けているのは事業所の主な業務です。

卸売業と小売業の業務を、表に並べました。

定めの項目 卸売業 小売業
売る相手 小売業または他の卸売業に商品を売る 個人用または家庭用の消費のために商品を売る
産業用使用者に売る量や金額 大量または多額 少量または少額

産業用使用者は、建設業や製造業、運輸業、飲食店、宿泊業、病院、学校、官公庁などを指します。

表の定めに出てくるのは、売る相手と、産業用使用者に向けた量や金額です。

商品の値段が高いか低いかに触れた言葉は、どちらの業務にも入っていません。

問屋を探すときも、誰に売っているかという物差しを先に持っておくと、サイトや店の案内を読み解きやすくなりますよ。

毛糸の問屋で個人が買う前に確かめる3つのこと

毛糸の問屋で個人が買う前に確かめる3つのこと

問屋を名乗るサイトや問屋街の店で個人が買えるかどうかは、サイトや店ごとに違います

卸売や問屋の文字を見つけても、個人で注文してよいのかわからず、手が止まりがちです。

問屋を名乗るサイトの中には、個人で使うための購入を利用の範囲に入れていないところもあります。

一方で、日暮里繊維街は、小売り対応の店が増えてきたと公式ホームページで説明している問屋街です。

表で見た販売先から順に、買う前の確認を3つ挙げます。

  • 販売の対象に個人が入っているか
  • 玉とかせとコーンのどの形で売られているか
  • コーンの工業糸なら仕上げの洗いを見込めるか

3つを先に見ておくと、買ってから困る場面を減らせます。

1つずつ見ていきましょう。

確認1.販売の対象に個人が入っているか

買う先が問屋を名乗るサイトでも問屋街の店でも、注文する前に個人にも売るかどうかを確かめます

卸売を掲げるサイトには、事業のための取引に利用を限り、個人の買い物を受け付けないところがあるためです。

サイトなら、利用規約のページで販売の対象を見てみてください。

一例として、卸売・問屋・仕入れの専門サイトのNETSEAは、利用規約で使い道を事業や営業のための取引に限っています。

個人の消費を目的にした購入は、利用できる範囲に入りません。

問屋街の店で買うときは、個人でも買えるかを、店の人にたずねてみてください。

確認2.玉とかせとコーンのどの形で売られているか

糸の巻き方が玉かかせかコーンかで、買ったあとの使い方が変わります

毛糸の主な巻き方は、次の3つです。

  • 玉巻き:そのまま編める
  • かせ巻き:巻き取ってから使う(そのままでは絡んで編めない)
  • コーン巻き:外側から使う。手織りや機械編みに向き、1kgを基準にした工業糸が中心

ラベルに1玉の重さと長さが書かれていれば、糸の量と太さを数字で比べられます。

買う前に、商品の説明で巻きの形と重さと長さを確かめてみてください。

工業糸をコーン巻きで買って手編みに使うなら、確かめることがもう1つあります。

確認3.コーンの工業糸なら仕上げの洗いを見込めるか

コーン巻きの工業糸を手編みに選ぶなら、仕上げの洗いまで見込んでおきます

手芸糸と違い、工業糸は糸を紡ぐときの油を多く残しているためです。

油が残っているぶん、肌触りはガサガサしています。

工業糸は、編み上げたあとに洗い(ソーピング)をかける前提の糸です。

手間を先に知っておくと、編み上げてから戸惑わずにすみます。

工業糸を選ぶときは、編み上げたあとに洗う時間も見込んで、編む計画を立ててみてください。

東京の浅草橋・蔵前と横山町・馬喰町の新道通りと日暮里の問屋街

東京の浅草橋・蔵前と横山町・馬喰町の新道通りと日暮里の問屋街

本記事で取り上げる3つの問屋街は、区や街の公式が紹介している品物がそれぞれ違います

取り上げる範囲は、浅草橋・蔵前周辺、横山町・馬喰町の新道通り、そして日暮里繊維街です。

毛糸を買いに問屋街へ出かけようと決めても、どの街に何の店が並ぶのかが見えないと、行き先を選べません。

3つの街の特色は次のとおりです。

  • 手芸の店も加わった浅草橋・蔵前の卸問屋街
  • 手芸もカテゴリに並ぶ新道通り(横山町・馬喰町)
  • 繊維資材と生地織物の店が並ぶ日暮里繊維街

街ごとの特色をつかんでおくと、出かける先を選ぶ手がかりになります。

毛糸が目当てなら、行った先の店で、個人への販売と毛糸の扱いについて店の人に聞いてみてください

順に見ていきましょう。

街1.手芸の店も加わった浅草橋・蔵前の卸問屋街

台東区公式観光情報サイトが紹介する浅草橋・蔵前周辺は、ビーズや装飾品、手芸などの店も加わった卸問屋街です

主に、おもちゃや工具材料などの卸問屋街として発展してきました。

同じ公式サイトの特集ページは、浅草橋・蔵前を、ハンドメイドでものづくりを楽しむ人にもすすめるエリアとして取り上げています。

街2.手芸もカテゴリに並ぶ新道通り(横山町・馬喰町)

横山町馬喰町新道通り会に並ぶ商品カテゴリのひとつが、手芸です

新道通り会の公式サイトは、新道通りを横山町と馬喰町の境にある問屋街の通りとして案内しています。

一覧の先頭に並ぶのは、メンズやレディース、キッズ、ユニセックスなどのカテゴリです。

街3.繊維資材と生地織物の店が並ぶ日暮里繊維街

日暮里繊維街は、生地織物の店が約1キロメートルにわたって軒を連ねる通りで、繊維資材を中心に専門店が増えてきた街です。

日暮里繊維街公式ホームページの説明では、卸売りをする店が建ち並ぶ街だった日暮里繊維街に、小売り対応の店が増えてきました。

公式ホームページで店の紹介に付いている品目のタグには、毛糸もあります。

荒川区公式サイトが挙げる取扱いは、和装や洋装の服地から服飾関連の小物や付属品までの、生地織物に関わるものです。

糸選びと玉数を相談できて店内で編める下北沢のKnit Shelf

下北沢のKnit Shelfでは、店員に糸選びと、作品に要る玉数を相談できます

編みたい作品は決まっているのに、糸を何玉そろえればいいのか見当がつかず、買う量を決めきれないこともあるものです。

毛糸は1玉から買えます。

何玉そろえるか迷ったら、作りたい作品を店員に伝えてみるといいですよ。

当店で扱っている毛糸は、玉巻きとコーン巻きの糸です。

店頭では、毛糸の実物を銘柄をまたいで触って比べられます。

取扱銘柄は、DARUMA、ハマナカ、内藤商事、sawada itto、taiyo-keito、itobatake、KnitWit、丸安毛糸の60(ろくまる)などです。

店内の編み物スペースなら、当店で買った毛糸を編み始めることも、持ってきた編みかけの作品の続きを編むこともできます

スペースを使うときの予約は要りません。

会員制度もあり、期間は入会日から1年で、年会費は500円です。

入会した当日から、当店での販売価格に対して一律7%OFFで買えます。

Knit Shelfの所在地と営業時間などを、下の表に載せました。

項目 内容
住所 〒155-0033 東京都世田谷区代田6-6-1 TOKYU REIT下北沢スクエア3階
アクセス 井の頭線 下北沢駅西口北側から徒歩2分
営業時間 11:00〜17:00
定休日 不定休
Instagram @knitshelf

定休日は、月によって曜日が変わります。

Instagramに載る最新の休みを見てから、出かける日を決めてみてください。

毛糸の問屋と東京の問屋街のまとめ

日本標準産業分類の定めが最初に挙げる2つの業務は、販売先と、産業用使用者に売る量や金額で、卸売業と小売業に分かれます。

個人に売るかはサイトや店ごとに違うため、買う前に販売の対象と糸の形を確かめ、工業糸なら洗いまで見込んでみてください

本記事で取り上げた3つの問屋街は、公式が紹介する品物が街ごとに違います。

下北沢のKnit Shelfは、糸選びと玉数を店員に相談でき、店内で編める毛糸店です。